公約
8月になった。
「公約どおり」アクアラインの通行料が800円になった。
当初計画段階では8000円の通行料を見込み、それが5000円、3000円とダンピングされて、・・・
ちなみに「800円」といえば、開通当初富津側の国道沿いに設置されていた野立看板を思い起こす。
あの頃「アクアライン800円」だなんて、
ナニをバカなことを!
としか思わなかったが、そんな「バカなコト」が現実に起こる時代なのである。
ナニが起こっても驚きはしない。
驚きはしないが、
「8000円でも十分な通行量と収益が見込める」
なんて言ってたヤツらはどこへ行ったのだろう。
確か、「段階的に通行料を値上げして、なおかつ通行量が増える」なんて目論見ではなかっただろうか。
結局「景気対策」の名の元に、不足分は税金で補填。
それでいて、凍結していた道路建設は再開。
バシバシ道路を建設して地元の土建屋にカネを落とし、そいつを「献金」で回収する。
田中角栄の考案した「完璧な」システムは、そのカネの出所においてのみ理論の破綻があって、その最たる物である「高速道路」は、「受益者負担」なんつって利用者から徴収したカネで建設費を穴埋めすることになっていたのだが、・・・
うん、やっぱりそれは、あの莫大な総工費を前には「ムリ」だったのだろう。
安くさえすれば、渋滞で機能が麻痺するくらいに需要があったというのに、これまで「熊の横断のほうが多い」くらいに閑散とさせていたのだから、なんとも勿体ないハナシである。
麻生さんというヒトは、そんな「古い自民党」そのものの人。
誇らしげに、
「所得10年で100万増」
の公約を発表する姿を見て、つくづくそう思った。
そんな、麻生・自民党を支持表明する土建屋の団体が居て、自民党自身もその路線で行くしかないんだろうけど、
・・・
「茨の道」ですよね。
そういう時代じゃないんだなぁ。
対する民主党は、これまた「バラマキ」で現実身が無い。
なので、今月一ヵ月掛けてテレビ討論やって、しっかり「ダメ出し」して頂きたい。
そんな、
「アクアライン800円は、通勤割引で400円になんの!?」
な、今日この頃なのである。
オレはケチだから、それでも京葉道路だけどね。w