くも膜下出血は突然に、その後日談
7月13日に、義兄がくも膜下出血で緊急手術をしたハナシを書いた。
それまで正直なトコロ、
「くも膜下出血はその出血部分の血液を除去すれば、完治する」
くらいの認識ではなかった。
しかしその後、知人(47)が同じ「くも膜下出血」で死亡。
「2週間前には、一緒にボウリングをしたのに」
という急死だった。
「くも膜下出血」って、結構怖いのである。
そんな義兄も、3週間のICUを経て無事退院。
2週間の自宅療養を経ていよいよ社会(職場)復帰、と相成ったワケであるが、・・・
「ひとりで会社に行く自身がない。」○| ̄|_
そりゃそうだ、職場までは自家用車で1時間半。
もともとその通勤ならぬ「痛勤」による疲労とストレスが、「くも膜下出血」の一因というか、直接的な原因となったと考えられるのだから。
そもそもは自家用車で15分ほどだった職場から、いまの「自家用車で1時間半」の職場に転勤になったことに起因する。
「クビ」とは言えない企業のいわば「辞職勧告」である。
(まあ転勤させざるを得ないくらいに、営業所の売り上げ(というか「大口客先」)を失った、というのがあるのだが。)
それでも、義兄は一生懸命通った。
それは、勤務先の会社としても「想定の範囲内」。
「売り上げのある営業所まで通うんなら、まあいいか」
なのである。
それが今回、「晴れて」体調不良による長期入院と相成った。
企業のシナリオ通りに、粛々とコトは運ぶのである。
ここで企業からすれば、
「空気読んで辞表出せよな」
なのだが、この不景気にその手に乗ってる場合じゃない。
(そりゃそうだ、「先月までくも膜下出血で入院してました、家族の為にがんばります」と言われて、雇う企業があるワケがない。というか、オレが担当者なら雇わない。)
奥方が
「従前の勤務先(自家用車で15分の所)への転勤」
を打診してみるのだが、会社側からの前向きな回答は得られなかった。
つまり、
「辞めろ」、
それも「自主的に」
というコトなのである。
そんな空気を察して義兄は、もう1ヶ月の自宅療養を宣言。
(つまり、「会社に行きたくない」と。)
なんかこのままじゃ、企業の描いたシナリオ通りにフェードアウトしてしまいそうな雰囲気なのだが、・・・
辞めれば、棘の道。
やっぱあれだよな、
「何だったら、連合にでも言うぞ、あの民主党支持母体の連合にでも言うぞ、訴訟起こすぞ」
っていう空気出して、今の職場にしがみつくしかないんだろうなぁ。
(訴訟起こしても、カネは弁護士費用として取られちゃうんだけどね。w)
まあそれも、当人にとっては「棘の道」なんだけどね。
そのむかし「鬱」で長期入院した上司が復帰した際に先頭切って「クビにしろ!」と息巻いたのは、ナニを隠そうこのワタシである。