ゴジラ先生、ラジオ生出演

dubrock2009-09-13

東京近郊(でしか聞けない)のローカルラジオ局「インターFM(76.1MHz)」。
その、土曜午後6時から始まる「ロック番組」・「ROLLING STONE CAFE」に、『あの』衆議院議員石破茂氏が登場するというコトで、驚きを持って拝聴した。

「惨敗」の衆院選後、それでも自力当選を果たしてメディアに登場し、その丁寧な対応で最近メキメキと存在感を示しつつある同氏ではあるが、こういう登場の仕方は面白い。
それも「9・11」の翌日というコトで、「国防」というテーマを語る特集コーナーの「講師」として、である。

石破茂

と聞けば、防衛大臣時代の「ゴジラ会見」を思い出すヒトも多かろう。
ゴジラ」が襲来した場合に、どの法律を根拠に自衛隊を出動させるかを至極真面目に解説し、あろうことか「UFO」が襲来した場合の対応についてまで触れて、満足げに会見場を去った御仁である。

オタク。

それも、麻生太郎のような「ただのマンガ好き」でも、民主党・前原氏のような「明るい撮り鉄」でもない。
「自分の得意分野について語りだすと止まらなくなるタイプ」の、「典型的なヲタ」。

現農水大臣であって、「農水族」。
農水行政が本業であって、「軍事は趣味」と言って憚らない「ホンマモン」である。

実際オンエアでも、テーマとなった「国防」の重要性について、

「言ったところで『票』にも『カネ』にもならない」

と自ら認めてしまっている。

それでも言わずに居れないトコロに、このヒトの「オタク性」が見え隠れして、それがまた好印象を呼ぶのだと思う。

思えば衆院選前、誰がこのヒトを「自民党総裁に」なんて思っただろうか。
派閥のバランスと、領袖の後押し、そんなものが無ければ成れないのが、「自民党の総裁」なのである。
順番からいけば、小池百合子や石原長男、舛添某なんかのずっと後の人、なのである。

それが選挙後の、誰しも出たがらない「敗軍の残党」としてメディア出演に応じ、「勝てば官軍」の民主党議員と並べられてもなお「決して感情的にならない人間性」(自分に都合が悪いとつっ掛かる麻生と対照的)が評価されて、あっという間に「総裁候補」。

ゴジラ先生は何でこの苦しい時に、総裁なの?」

なんてウチの奥さんは首を傾げるが、「こんな時」だからこそ自民党総裁こんな時じゃないとハナシが回って来ないのが自民党総裁の椅子なのである。
(このキャラをプロデュースした秘書は、ホントにスゴいと思う。)

ちなみに石破センセーは電話出演、番組は「生放送」であった。
石破さんの出演シーンが事前収録かどうか定かではないが、予定に無かった「総裁選」の話題にDJがわざと触れて、「そのハナシはしない約束だ」と返されるあたり臨場感があった。

ところでもう昔のハナシになるが、例の「ライブドア騒動」の時に、テレビ出演にホイホイ応じたホリエモンが、後に自らの発言をテレビ局に都合よく編集されたことに激怒し、「以後生放送以外のテレビには出演しないし、映像の二次利用も認めない」と騒いだコトがあった。
おそらくこれは、以後の「文化人」の出演時のセオリーにもなっているだろうし、彼ら「メディア」と付き合うには最低限必要な措置だとも思うが、(それが災いして「不適切な発言」をしてしまった落選議員も居たが、)正直この「ゴジラ先生」については、録画(音)編集でもいいのではないかとも思った。

ゴジラ先生は応対が丁寧。
それはそれでとっても素晴らしいコトで、とっても大事なコトでもあるのだが、いかんせん「ハナシがクドい」!

合間に曲を鋏ながらの電話出演では、喋れるのは正味10分といったトコロだろう。
さらに聞き手が「ドシロウト(という設定)」の「ロッカー」である。

ただでさえクドい「オタクトーク」が更に噛み砕いたハナシになってしまって、あまり内容的に「濃いハナシ」が聞けたとは思えなかった。

そんなワケで、
石破茂との2時間に渡る軍事トーク」を30分に編集した動画
なら、松岡修造以上のアクセスが集められるのにと思う今日この頃なのである。

その時は「聞き手」、やります。

立候補します。

ギャラは出来高でいいです。

石破陣営の皆様ご連絡お待ちしております。
m(_ _)m