モニュメント

六本木ヒルズ

六本木ヒルズにやってきた。
いつもは法外な駐車料金に怯んで目前まで来て退散するのだが、今日はすんなり入ることができた。

ってか、駐車料金下げた?

乱立する郊外型の大型ショッピングモールが軒並み「駐車場開放」を打ち出す昨今、ITバブルの象徴とも言えるこの建物とて例外ではあるまい。
この立地に「30分300円」の駐車料金は、まあ適正と言えるのではないだろうか。

とはいえ、ナニをしてきたかと言えば、ブラっとショップを冷やかして、モデルみたいな店員さんの居るカフェーで「エスプレッソ」など頼んで、帰ってきただけ。

特にこの施設に用があったワケではないのだ。

では、割高な駐車料と割高なコーヒー代を払ってまで行ったその真意とは何か。

それは、「行ってみたかったから」。
いや、ただ物見遊山で「行ってみたかった」のではない。

六本木ヒルズ

ヒルズの地下には、海上自衛隊の対戦哨戒機P−3Cと「ほぼ」同型のジェットエンジンが6基置かれていて、それらがヒルズ一帯の電力供給と、余熱による給湯冷暖房を賄っているというからなのだ。

システム的には「コジェネ」と呼ばれるもの。
今では珍しくも何とも無い。

しかし、「航空機用のジェットエンジンを利用したコジェネ」というのが魅力的だったのだ。

一般的な「ディーゼルエンジン(燃料は重油ないし灯油)」を採用しなかった理由は、発電するとイヤでも発生する排熱の処理がポイントだったのだとか。
(600度を超えるジェットエンジンからの排熱は、余ったらもう一度吸気口からエンジンにぶっこむらしい。)

燃料は「都市ガス」。

これも輸送コストを考えると合理的でスバラシイ。

万が一都市ガスの供給がストップした場合には通常電力に切り替え、それでもダメなら備蓄の灯油で再びジェットタービンを回す。

東京の灯が消えても、ヒルズの灯は消えない。

が合言葉なんだとか。

そう聞くと、・・・

行ってみたいべ?

ヒルズ、行ってみたいべ?

そんなワケで、

「この電気を起こした排熱で作られたお湯が、あの押尾学とPJ野口美佳のオマンコ部屋にも供給されていたのかー」

なんて、よく分かんない感慨にふけりながら飲む「エスプレッソ」。

六本木ヒルズ

いつか地下の施設を見学してみたい、そんな「六本木ヒルズ」なのである。
発電設備の設備費用は、「100億円」だそうである。

バブルぅー。w