プロならプロらしく

dubrock2009-11-02

ついに「石川遼」のバッシング記事が、スポーツ新聞に載りはじめたらしい。
「先輩から挨拶されたのに、バイザーすら外さずにそれに応えた」とか、「ギャラリーからの声援に悪態をついた(「ナイスパーじゃねぇよ」とか言ったらしい。w)」とか。
人気低迷に喘ぎ虫の息で話題作りに躍起な「協会」に乗っかって、スター気取りでチョーシこいている若造が大嫌いな当ブログなので、この流れは大いに歓迎する。
このままあのコゾーが「取材拒否」とかするくらいまで、叩いてやってほしい。

ちょっと前には女子プロゴルファー「諸見里しのぶ」のバッシング記事も、週刊誌に書かれていた。
コッチは「ラウンド中に奇声を上げる」とか「同組プレーヤーのショットラインに立ちはだかる」とか、「ジャリの遼クン」よりもかなり悪質なもの。
ゴルフ界で「コース上でのマナーが悪い」と言えば、かの「ジャンボ尾崎」が有名だが、「昭和スタイル」で最近売り出し中の池田勇太選手はそのコト知っているのだろうか。

「ゴルフ」は、「紳士のスポーツ」とされている。
それゆえ、「マナー」というものが重要視されるのだが、反面「1日18ホールずつ4日間、合計72ホールをラウンドするのに、ボールを何回叩いたか」を争う「個人競技」でもある。
同組のプレーヤーに配慮しつつ、ゴミを拾いながらラウンドしたとて、それでスコアが良くなるハナシではないのである。
「ライバル」を蹴落とさなければ「上」に行けない「並のプロ」ならば、あの手このテで同組プレーヤーを心理的に追い詰める、とまではいかなくても、「自らのスコアを最大限に良くする為に、傍若無人にプレーに徹する」といったぐらいの気構えが、求められているのではないだろうか。

と、すると、「プロゴルフ」というものはアマチュアが観るべきものではない、というコトになる。

尾崎ばりにラフに入ったボールのライを改善し、咥えタバコでパッティングする上司との「お付き合いゴルフ」にワタシがあまり馴染めなかったのは、おそらくそういうコトなのだろう。
そういう「旦那衆」を排除しては経営が成り立たないのが、今の日本のゴルフ場。
ジャケットを羽織らなければクラブハウスにすら入れてもらえないなんて、古き良きバブルの時代の御伽噺なのである。

なので、「マナーの悪さ」が言われるようになった石川遼というのは、名実ともに「プロ」、それも「並のプロ」にようやく成れた、というコトになる。
プロ転向2年目の成果というコトだろう。


松戸の女子大生殺人事件は、「被害者はキャバ嬢だった」という情報で見方が俄然変わってくる。
このヒトがどうだったかは知らないが、「キャバクラ嬢」という目新しい呼称に誤魔化されて、「水商売の女」というのを誤解して働いている「シロウト」が多いことはよく言われる。

客の前でスパスパ煙草を吸う。
自分の話だけで客の話を聞かない。
客のグラスに水滴が付いても気にしない。

プロ意識の無いドシロウトと、なんで高いカネ払って飲まなくちゃいけないのよ!?

というのが自論であるのだが、それでもキャバクラ通いをする男性諸氏の理由はズバリ「セックス」。
完全に水商売に染まっていない、シロウトの女子大生とセックスができる(かも)
というのがあるから行くのであって、そういうトコロに勤めておいて、
「アフター(店外デート)とかそういうの強制されるなら辞めるー」
なんて、いかにも高時給だけが目当てで働いてます、みたいなハナシというのを、社会が認めてしまってはいけないのだ。

ちょっと前には「耳かき店」の店員が常連客に殺されるという事件もあったが、あれだって「個室耳かき」みたいな「半風俗店」に勤めておいて、黒服と一緒になって面白がって「ある特定の客」から月に20万も30万も売り上げておいて、

ただの1回もサセてないのかよ!?

というのが正直な感想である。
(大型銭湯の韓国式アカスリのオバチャンだって、通えば手で抜いてくれるようになるのだ。迷惑だけど。w)

ああいうトコロに勤めている、そのほとんどが「そういうコト」を容認しながら「お客」を転がしている中で、「ごく一部」に空気の読めない風俗嬢が居て、ほとんどの客はそんなの相手にしないのに、ソイツとなんとかしてセックスしようとするバカが居る。
その中でも「ごく一部のバカ」が、「ヤラセてくれない」と強行に及んだニュースなんて、ワタシからすれば「プロ意識の欠如」の一言なのだが、世間の皆様はアレをどう見ているのだろうか。

そんなワケで、「バンクーバーで金メダル獲ります」なんて優等生ぶった真央ちゃんが、4年後に出場すら叶わなそうな昨今、悪い意味で「プロらしく」なった石川遼が今後辛酸を舐めることを期待して止まない、今日この頃なのである。

「プロならプロらしく」というそういうハナシである。