「マクラーレン・ヒュンダイ」ってか!?
来期限りでのF1撤退を表明したブリヂストンに代わって、韓国のクムホタイヤが名乗りを挙げているという。
んな、「クムホ」で300キロなんか出せるかよ!?
という声が聞こえて来そうだが、もしかしたらドイツ人やイタリア人からすれば、
「それは『ブリヂストン』とて同じこと」
なのではないだろうか。
どっちみち地図の端っこのイエローが作ったタイヤに、違いは無いのである。
タイヤが無ければ車は走らない。
「一応」イコールコンディションでレースをするとなれば、「オフィシャル」のタイヤサプライヤーが必要となる。
それが「クムホ」だろうと「ブリヂストン」だろうと、・・・
というのは、「ミシュラン」や「ピレリ」が出て来ない限りにおいて、「真」となる。
もし一度彼らが出て来るとなれば、6:4か7:3くらいで勝ちを譲る空気感が必要だ。
80年代のホンダみたいな「一人勝ち」は、許されないのである。
場を盛り上げる「ゲスト」は必要だ。
チャレンジ精神で挑んで来るなら尚更。
しかし、空気の読めない「ゲスト」は排除しなくてはならない。
「イタリアの跳ね馬」が負けるイタリアGPなんて、誰も見たくはないのである。
近年のF1は異常だった。
新技術の投入がことごとく排除され、いじれるとすれば「空力」ぐらい。
タイヤの接地面積も年々縮小され、おおよそ「速さを競う」とは真逆の進化。
それでいて、法外な興行料と供託金。
「F1」は、ドライバーの世界一を決めるレースであって、「世界一速い車」を決めるレースではない
なんてよく言われるが、それならシャシーもタイヤもワンメイクですればいいだけのハナシ。
それではつまらない。
それでは流行らない。
そういう反論から存続してきた「コンストラクターズポイント」なんだろうが、それとて「フェラーリ」が獲ってこそのもの。
「年に一度、勝たせてもらえるかどうか」
では、流石のトヨタも撤退するしか道は無いのである。
そんなFIAの運営を、かの名門「フェラーリ」が批判したというが、それも「とんだ茶番」。
そりゃ、「フェラーリ」しか走らないレースで「フェラーリ」が勝っても手前味噌なハナシだから、「フェラーリ」がF1を盛り上げようてするのも至極当然なハナシなのだが、でも大丈夫。
まだまだ宣伝目的で「あわよくば出たい」というメーカーは五万と居るハズだ。
「ウイリアムズ・ヒュンダイ」とか「マクラーレン・タタ」みたいなチームが走る日も、そう遠くない気がする、今日この頃なのである。
そんなの勝てるワケない?
いやいや、彼らにしてみれば、「ホンダ」も「トヨタ」も似たようなもの。
たまたま日本人だから、「ホンダ」や「トヨタ」が勝てそうな気がするのである。