「マクラーレン・ヒュンダイ」ってか!?

dubrock2009-11-13

来期限りでのF1撤退を表明したブリヂストンに代わって、韓国のクムホタイヤが名乗りを挙げているという。

んな、「クムホ」で300キロなんか出せるかよ!?

という声が聞こえて来そうだが、もしかしたらドイツ人やイタリア人からすれば、
「それは『ブリヂストン』とて同じこと」
なのではないだろうか。
どっちみち地図の端っこのイエローが作ったタイヤに、違いは無いのである。

タイヤが無ければ車は走らない。
「一応」イコールコンディションでレースをするとなれば、「オフィシャル」のタイヤサプライヤーが必要となる。

それが「クムホ」だろうと「ブリヂストン」だろうと、・・・

というのは、「ミシュラン」や「ピレリ」が出て来ない限りにおいて、「真」となる。

もし一度彼らが出て来るとなれば、6:4か7:3くらいで勝ちを譲る空気感が必要だ。
80年代のホンダみたいな「一人勝ち」は、許されないのである。

場を盛り上げる「ゲスト」は必要だ。
チャレンジ精神で挑んで来るなら尚更。
しかし、空気の読めない「ゲスト」は排除しなくてはならない。
「イタリアの跳ね馬」が負けるイタリアGPなんて、誰も見たくはないのである。

近年のF1は異常だった。
新技術の投入がことごとく排除され、いじれるとすれば「空力」ぐらい。
タイヤの接地面積も年々縮小され、おおよそ「速さを競う」とは真逆の進化。
それでいて、法外な興行料と供託金。

「F1」は、ドライバーの世界一を決めるレースであって、「世界一速い車」を決めるレースではない

なんてよく言われるが、それならシャシーもタイヤもワンメイクですればいいだけのハナシ。

それではつまらない。
それでは流行らない。

そういう反論から存続してきた「コンストラクターズポイント」なんだろうが、それとて「フェラーリ」が獲ってこそのもの。

「年に一度、勝たせてもらえるかどうか」
では、流石のトヨタも撤退するしか道は無いのである。

そんなFIAの運営を、かの名門「フェラーリ」が批判したというが、それも「とんだ茶番」。
そりゃ、「フェラーリ」しか走らないレースで「フェラーリ」が勝っても手前味噌なハナシだから、「フェラーリ」がF1を盛り上げようてするのも至極当然なハナシなのだが、でも大丈夫。
まだまだ宣伝目的で「あわよくば出たい」というメーカーは五万と居るハズだ。

「ウイリアムズ・ヒュンダイ」とか「マクラーレン・タタ」みたいなチームが走る日も、そう遠くない気がする、今日この頃なのである。

そんなの勝てるワケない?

いやいや、彼らにしてみれば、「ホンダ」も「トヨタ」も似たようなもの。
たまたま日本人だから、「ホンダ」や「トヨタ」が勝てそうな気がするのである。