ボージョレー!
11月の第三木曜日は、「ボジョレー・ヌーボー」の解禁日である。
って、オマエ、ワイン飲まねぇじゃん!
たしかにその通り。
「50年ぶりの出来」
とか言われても、2009年もののボジョレーワインを数十年先に改めて飲むことも、バカ高いビンテージワインを「ミシュランの3つ星レストラン」でオーダーすることも、今後の人生で恐らく無いだろうと思う。
だいたい、「ボジョレー」っていうミーハーな響きが好きではなかった。
24時間営業のコンビニで、
「午前0時からドコよりも早く解禁致します!」
なんて言われても、
「ボジョレー・ヌーボー」は若いワインだから「味わい」がねぇー。
とか生意気なコトを言って、スルーするのが通例だった。
(ワインの「味わい」なんて分からないくせに、w)
今年のワインの出来不出来なんで、「万年ビール党(第三のビール党)」のワタシには、まったくカンケーないハナシなのである。
しかし、である。
今年はイオンが、「980円ボジョレー」を大々的に打ち出し、西友が「カカクヤスク」で対抗。
ソコに、空気の読めないドンキが参戦して、650円だ649円だととてつもない価格破壊をしてのけたのである。
ソコに、ネタのないテレビジョンが便乗して朝からずっと「そのハナシ」なもんだから、・・・
もうこれは、買うしかないでしょう!
というコトで、早速西友へと出掛けていったのである。
(つか、「2000円じゃ高い」ってだけのハナシなんだろ?w)
低価格ワインの「ミソ」は「ペットボトル」である。
ちょっと前に、「最近話題のJAL」が、
「機内サービスで提供するボトルワインの容器をペット素材に変更してコストダウン」
というプレスリリースをして話題になったが、
「解禁日から48時間以内に瓶詰めして空輸」
のボジョレーでもそれは同じコト。
当局からその「品格」についてクレームがつこうとも、
安くて軽ければそれでイイ(・∀・)イイ!
のである。
で、西友である。
まあ、だいたいは予想されていたコトなのだが、西友目玉の「ペットボトルワイン」は完売御礼。
あるのは980円の「瓶詰ボジョレー」が1本と、1180円の「瓶詰コルク栓ボジョレービラージュ」が山程たくさん。w
ってか、「2000円」とか言わなければ、何も649円じゃなくてもイイぞ、というコトで、「山程」残った「瓶詰コルク栓のボジョレービラージュ」の1本を、持ち帰った次第なのである。
11月の、「第三木曜日」って言うと、だいたいいつもワタシの誕生日近辺である。
そんなワケで、急遽入手した「お茶の間に不似合い」なワインで、今日は乾杯である。
今年のボージョレーは、・・・
うん、「フルーティー」で「酸味」が効いて美味しい!
ってか、去年のボジョレーがどんな味か覚えてないし、だいたい「ワインが若い」って言うほどワイン飲んでないし。w
とにかく、口当たりが良くて「美味しい」、「美味しい」言ってるうちに、ボトルが1本空いてしまい、そのまま眠りに付いた「誕生日」だったのであります。
デフレの時代である。
んな、国会議員のセンセーが改めて言わなくたって、世は「デフレ」である。
「2000円」でも、「買う人は買う」ボジョレーを、わざわざ半値以外にして、それでどれくらいの需要が掘り出せただろう。
(オレなんかその典型だが。w)
まさか「倍」売れたワケではあるまいし、案の定2000円のボジョレーは「売れ残り」である。
(この、「物余り」が平成の不況なんだなぁ。)
そんなワケで、殊の外に美味かった今年のボジョレーの、あの黒いラベルの「2280円のビラージュ」を、是非「見切り品」でゲットしたい今日この頃なのである。
最低でも3割は引いて欲しい、今日この頃なのである。