目立ってナンボの世の中だから

dubrock2010-01-31

タレント「辻希美」が、元同僚である「後藤真希」の母親の葬儀に参列した時の服装が話題になっていた。

とは言っても、「カワイイ」とか「オシャレ」といった類いのものではない。

残念ながら。w

お葬式だから黒いリボンでアレンジしたのに!

なのだが、「非常識」という声が大半のようである。
(「どんな格好?」という人の為に、「一応」リンクを貼っておく。→リンク「いちおう」ね。w)


先日は「海老蔵」の婚約会見の模様がテレビで流されていた。

え?
海老蔵」?
結納したんでしょ?
この間観たよ。
(改めて会見しなくても、知ってるよ。)

なのだが、改めて記者会見しなければ許されない。
誰が許さないって、それで話題を集めて注目され、興行を成功させたい「成田屋」さんが、許してはくれないのである。

歌舞伎一座の跡取が、有名女優にちょっかいを出すのは何も「海老蔵」に限ったことではない。
昔を知る人なら、

「ああ、アイツのオヤジもそうだった」

と口を揃えて言うだろう。

「色恋沙汰で話題を集め、最後にサラっと宣伝する。」

最早歌舞伎の世界だけに留まらず、芸能界全体に広く浸透した手法となった。

スポーツ新聞に「熱愛発覚」の文字が躍る度に、「こんどは何の宣伝だろう?」と思う。
そういう世の中になってしまったのである。

海老蔵」について言えば、もう「熱愛」自体が注目されなくなった。
そりゃそうだ。
興行の度にあれだけ「熱愛」を繰り返しては、観る方だって飽きてくる。
デーブ・スペクターに「今度は何の宣伝でしょうねぇ?」と言ってもらった方が、よっぽどスッキリするのである。

だから、結婚することにした。

「たまたま」付き合っていた彼女が、「素材」ベースでこれまでよりまぁマシだったというのもあるだろう。
獅堂が破局して、「離婚もアリ」が確認できたというのもあるだろう。

ともかくこれで、話題に事欠いたら「離婚」まで、まあとりあえずの話題提供は可能になった。
「しばらくはネタに事欠かない」のである。

話題が取れてるうちは、興行もソコソコ盛り上がる。
成田屋も暫くは安泰、といったトコロだろう。
(コレに失敗したのが狂言の「アノ人」だろうねぇ。)


ハナシを戻して「辻ちゃん」である。
元モーニング娘。」である。
でも、そんなコト言う必要もないくらいに、「モーニング娘。」自体がグダグダである。
今さら「元モーニング娘。」と言われても、何の暖簾もない。
というか、グダグダでヤバくなってから卒業した、感が否めないのである。

今のメンバーはともかく、初期のメンバーというのは「一度しかない大事な時期」を、「芸能人」として過ごしている。
だから、(歳とって売れなくなってからも)「何とかして芸能界で食っていこう」と考えるのは、ちっとも不思議じゃない。

アホを露呈して、男性遍歴をネタにして、結婚してガキ産んで、ついに「バカギャルママ」というジャンルで居場所を見つけた。
これが結構受けて、「ゆかりゲスト」として仕事を頂いた「元同僚」も多いことだろう。

「一人が当たれば、みんな潤う」

それが、「芸能界」なのである。

となれば、

「祝儀」がアリなら、「不祝儀」も、・・・

そう考えるのはちっとも間違っちゃいない。

今回「ゴマキ」は主役。
年齢に不釣合いな留袖など着て、「悲劇のヒロイン」役である。
でも、「ゴマキ」が主役なのはグループメンバーだった頃から「よくあるハナシ」。
取り巻きのメンバーはそういう状況で、「いかにオリジナリティを出して目立つか」を模索し続けてきたのである。

「中澤ネーヤン」や「盗作なっち」の、「スタンダードな礼服にナチュラルメイク」は定番中の定番。
それでも「喪服のなっちが(・∀・)イイ!」とかいうマニアは居るであろうが、コブ付きちんちくりんの「辻ちゃん」がソレでは目立てないのである。

ソコいくとどうだろう。
ミニスカ、ギャルメイク、付け睫毛、リボン、・・・
もう「完璧」である。

どの道「同僚の母ちゃん」が死んだとて然程の感慨があるワケもなく、「死者の冥福」とか真面目に考える歳じゃなし(考えても分からないだろうしw)、「生殖が可能になったメス(22才)」が出来るコトとは、つまりはこういうコトなのである。

それで2ちゃんにスレが立った。

それだけでも、「大成功」と言えるのではないだろうか。


ネットの世界には、「ブーゲンビリア」という反戦基地外が居る。
あくまで「一市民」、あくまで「一女性」という立場で、米軍基地反対を語る。
ソコに世界情勢も無ければ、世界の軍備もない。
ただただ戦争反対、米軍反対。

その基地外ぶりがあまりに強烈で、しばしば注目を集める。
結構な基地反対運動をしているというのに、NHKに「主婦」として出演した時にはブログが炎上した。

「私は女性で、一般的な『市民』なので、兵器についてはよく分かりませんが」
が基本的立ち位置のようである。
でも、たぶん知っている。
福島瑞穂」だって「北」が発射する弾道ミサイルについて、

「当たらない場合は国益を侵害し、当たった場合でも単なる人工衛星だったらどうなるのか」
とは、本当には思っていないハズなのである。

ココは、

無知な市民、無知な女性はこぉーんなに不安に思っていますよぉー

というのをアピールする部分。
だからそれで、失笑だろうが抗議だろうが、「注目さえ集められればOK」なのである。


そんなワケで、「中山美穂の濡れ場」がウリの「あの」映画。
言っても、「そないに脱いでない」と言われてしまっては、注目も集められまい。
ココは大きく、「離婚」とかしてみた方が良かったと思うのだが、どうだろうか。

伊東美咲を思い出す「あの鼻」が気になって気になって仕方ない、今日この頃なのである。