日経ビジネスアソシエ 2月 2日発売号(10年2月16日号)
日経ビジネスアソシエ、2月 2日発売号(10年2月16日号)である。
今回の目玉記事は、
急成長の秘密は部下との会話にあった!
田中良和グリー社長の『人を動かすコミュニケーション術』。
いや、別に、「コミュニケーション術」に困っていたワケではない。
というかむしろ、そのテの技法には「長けている」ほうである。
ではナニが「目玉」か。
それは、
グリーの社長が「ついに」クローズアップされるようになった
というコトである。
「グリー(GREE)」とは、パソコン、でも出来るが、もっぱら「ケータイ」でゲームをするサイトである。
変なペットを飼ったり、釣りしたり、箱庭造ったり。
数ヶ月前にこれを熱っぽく薦める後輩が居たが、・・・
正直、ナニが楽しいのか分からない
と言って断っていたのが「グリー」なのである。
ところが去年の暮れ、テレビでCMやっている「釣り」がしてみたくて登録してみると、・・・
面白い。
ただ「釣る」だけかと思いきや、いろんなサカナが釣れて「すごく面白い」のである。
そんな、「面白さ」が分かった途端にぶつかるカベがある。
なんでもサイト内では、「G」という仮想通貨で竿やらリールやらといったアイテムを買うのだが、新規登録ボーナスの200Gなんてあっという間に使い切ってしまって、かといって「無料」を謳っているゲームサイトに「リアルマネー」を突っ込むのも癪で、結局ナニも買えなくなってしまうのである。
この状況を打破できるのが、「友人を招待して1500Gゲット」というキャンペーン。
そりゃ「いい大人」の後輩が熱っぽく、「たかがケータイゲームサイト」に誘うハズなのである。
(誘いに乗らなくて悪かった。)
ライブドアは刑事事件に発展し、アメーバブログは下火。
「招待状」が無ければ入れない「mixi」も、今じゃ誰でもIDを持っていて、ぜんぜん「クローズドな空間」ではなくなった。
次なるIT業界の革命児は!?
とマスコミは煽るが、YouTubeにツイッターは舶来物。
新たなコンテンツで業界を席巻する「時代の寵児」は、なかなか見えて来なかったのである。
ソコへいくとこの「グリー」。
コンテンツのメインは「ゲーム」である。
登録にはケータイアドレスが「必須」で、もっぱら接続はケータイから行なう。
Webコミュニティって、なんかウザくね?
という若者の心理を物の見事に突いているのである。
それでいて、サイトで飼える「変な生き物」は定期的な「世話」が必要で、怠るとカビが生えたり干からびたりする。
「日に数度サイトに接続しなければならない動機付け」
がしっかりされているのである。
ちなみに、「世話」が面倒な人には有料で世話をしてくれる「保育園」というオプションもある。
この、完璧なビジネスモデル!
は登録者も増えているらしく、話題作りに芸能人が「事務所ぐるみ」で多数参加。
オシリーナから渡辺美奈代、果てはジャガー横田まで、思わずニヤっとしてしまう有名人が目白押しなのである。
暫くは、ナニをやっても巧くいく。
そんな状態のグリーの社長の経営論なんて、と思う気持ちも無いワケではないが、その人物像に触れられる記事なら興味は湧くというもの。
「今年は田中和良の年になるな。」
そう思った、日経ビジネスアソシエ、2月 2日発売号(10年2月16日号)である。
グリーの社長に興味のある方は、是非。
「なるほど」という発見がソコにあるハズ。
日経ビジネスアソシエオンラインオフィシャルページは、コチラ↓↓↓
http://www.nikkeibp.co.jp/associe/
「グリー」、まだ登録していないヒトは、コチラ↓↓↓
http://gree.jp/iv/3484a5a4a390dfecc7ab1838cea72728/SPIV00