禁煙ビーチ
神奈川で面白い施策を繰り出すのは、中出し中田(元横浜)市長ぐらいのものだと思っていた。
ところがどうだろう。
神奈川県内の海水浴場を原則禁煙とする県条例の一部改正案が19日、県議会第1回定例会本会議で全会一致により可決、成立したそうだ。
海で「禁煙」て!
なのだが、コトここに至るまでには、いわゆる「愛煙家」が招いた「自業自得」なる所業があるだろう。
自室で、タバコを吸う。
タバコの先から落ちる「灰」。
あれは・・・
「ゴミ」だろうか。
これにはほとんどの「自称愛煙家」が「そうだ」と答えるだろう。
(そんな「愛煙家」に限って、「自室は潔癖症」というご仁が多い。)
大型ショッピングモールの喫煙所で、タバコを吸う。
タバコの先から落ちる「灰」。
あれは・・・
「ゴミ」だろうか。
このあたりから、
「床に落ちた灰は“蹴っ飛ばせば”OK。」
なんてな認識が増えてくるのではないだろうか。
(つか、「オレ」が掃除するんじゃねぇし。)
砂浜で、タバコを吸う。
タバコの先から落ちる「灰」。
あれは・・・
「ゴミ」だろうか。
もうこうなると、
「あれは“ゴミ”じゃない!」
という紳士淑女が大半なんじゃないだろうか。
(だって「掃除」も不要だろ?w)
オレは常に「携帯灰皿」を持ち歩いている!
もちろん「砂浜」でも、それを使っている!
という“自称良識派スモーカー”の方は置いといて、
「砂浜では(灰はおろか)“吸殻”もゴミじゃない!」
という認識の愛煙家は、結構多いのである。
海水浴場に、パラソル立てて、ゴザを広げて寛いで、そいでもって飲み食いした「空き缶」や「お菓子の包装」はキチンと片付けて持ち帰るのに、その後には、砂に刺さった無数の吸殻。
「(吸殻は)砂に埋めればイイ」
とかいう問題でもないのである。
って言うと必ずするのが、
ビールの空き缶に吸殻ゴチャ〜
そいでその「空き缶」、家に持って帰っても捨てるのに困るから、帰りのコンビニで捨てるってか?w
世間で批判の的にされる、いわゆる「若いヒト」だけでなく、結構ご年配の中高年に至っても(つか、そういう「中高年」に限って)、ビーチでのマナーってな「こんなもの」なのである。
タバコを吸わなくなって思うことなのだが、海岸にパラソル立てて寝転がって、そんな時に「風上」から漂う「タバコのニオイ」って、結構不快なもんである。
タバコを吸っていた頃に、パチンコ屋で隣りのババアが、いかにも「タバコが臭い」という仕草をする。
あの頃それを見て、
なんてイヤミくさいババアだな、
(ならオマエがどっか行け)
とか思っていたのだが、アレ以上の不快感が、「海岸」というオープンエアーのスペースにはあるのである。
そんなワケで、「原則禁煙」の神奈川県内の海水浴場。
そういうコトなら、行ってみたい。
と思う反面、
それでも“芋洗い”はイヤ。
な今日この頃なのである。
「海水浴場」以外ではOK?
となると、その「境目」はどうなるんだろう。
やっぱり、愛煙家がトコトコ歩いてきて、境界線の外側に並んで一服。
そんな景色になるんだろうか。
「生分解性フィルター」の採用をJTには希望する、今日この頃なのである。