禁煙ビーチ

dubrock2010-03-23

神奈川で面白い施策を繰り出すのは、中出し中田(元横浜)市長ぐらいのものだと思っていた。
ところがどうだろう。

神奈川県内の海水浴場を原則禁煙とする県条例の一部改正案が19日、県議会第1回定例会本会議で全会一致により可決、成立したそうだ。

海で「禁煙」て!

なのだが、コトここに至るまでには、いわゆる「愛煙家」が招いた「自業自得」なる所業があるだろう。

自室で、タバコを吸う。
タバコの先から落ちる「灰」。

あれは・・・

「ゴミ」だろうか。

これにはほとんどの「自称愛煙家」が「そうだ」と答えるだろう。
(そんな「愛煙家」に限って、「自室は潔癖症」というご仁が多い。)


大型ショッピングモールの喫煙所で、タバコを吸う。
タバコの先から落ちる「灰」。

あれは・・・

「ゴミ」だろうか。

このあたりから、
「床に落ちた灰は“蹴っ飛ばせば”OK。」
なんてな認識が増えてくるのではないだろうか。
(つか、「オレ」が掃除するんじゃねぇし。)


砂浜で、タバコを吸う。
タバコの先から落ちる「灰」。

あれは・・・

「ゴミ」だろうか。

もうこうなると、
「あれは“ゴミ”じゃない!」
という紳士淑女が大半なんじゃないだろうか。
(だって「掃除」も不要だろ?w)

オレは常に「携帯灰皿」を持ち歩いている!
もちろん「砂浜」でも、それを使っている!

という“自称良識派スモーカー”の方は置いといて、

「砂浜では(灰はおろか)“吸殻”もゴミじゃない!」

という認識の愛煙家は、結構多いのである。

海水浴場に、パラソル立てて、ゴザを広げて寛いで、そいでもって飲み食いした「空き缶」や「お菓子の包装」はキチンと片付けて持ち帰るのに、その後には、砂に刺さった無数の吸殻

「(吸殻は)砂に埋めればイイ」

とかいう問題でもないのである。

って言うと必ずするのが、

ビールの空き缶に吸殻ゴチャ〜

そいでその「空き缶」、家に持って帰っても捨てるのに困るから、帰りのコンビニで捨てるってか?w

世間で批判の的にされる、いわゆる「若いヒト」だけでなく、結構ご年配の中高年に至っても(つか、そういう「中高年」に限って)、ビーチでのマナーってな「こんなもの」なのである。

タバコを吸わなくなって思うことなのだが、海岸にパラソル立てて寝転がって、そんな時に「風上」から漂う「タバコのニオイ」って、結構不快なもんである。

タバコを吸っていた頃に、パチンコ屋で隣りのババアが、いかにも「タバコが臭い」という仕草をする。
あの頃それを見て、

なんてイヤミくさいババアだな、
(ならオマエがどっか行け)

とか思っていたのだが、アレ以上の不快感が、「海岸」というオープンエアーのスペースにはあるのである。

そんなワケで、「原則禁煙」の神奈川県内の海水浴場。

そういうコトなら、行ってみたい。

と思う反面、

それでも“芋洗い”はイヤ。

な今日この頃なのである。

「海水浴場」以外ではOK?

となると、その「境目」はどうなるんだろう。
やっぱり、愛煙家がトコトコ歩いてきて、境界線の外側に並んで一服
そんな景色になるんだろうか。

「生分解性フィルター」の採用をJTには希望する、今日この頃なのである。