親の小言と冷や酒は後で効く

dubrock2010-05-31


葉加瀬太郎のラジオ番組に、坂本美雨が出ていた。
新曲のプロモーションらしい。
「今度のプロデューサーはMySpaceかなんかで見つけた中国人で、『出会い系』ですねーw・・・」
と、このくだりは前にも聞いたことがある。
そう言えば彼女は、ピストン西沢の「グルーブラインZ」でも、同じコトを言っていたのである。

そんな坂本美雨の詞の世界観とかはどうでもよくて、

なんて言ってしまっては怒られるかもしれないが、とにかく気になったのは、「葉加瀬太郎」とも「ピストン西沢」とも、まあ親しげに喋ることである。(随分と昔からの「お知り合い」のような?w)

坂本美雨
「坂本」と名乗るだけあって、数多く居る坂本龍一の子供のなかでも生粋の直系、矢野顕子との間に生まれた子供である。

サラブレッド中のサラブレッド。
恵まれた、恵まれすぎた環境。

そんじょそこらの野良犬が、ちょこっと駅前で心に染み入る名曲を聴かせたトコロで、決して到達できないような場所に、生まれながらに立っている人なのである。

いや、今回は、「そんな恵まれたサラブレッドを叩くスレ」が主旨ではない。
今日のタイトルは「親の小言と冷や酒は後で効く」。

「親」とは、何度も言うように「坂本龍一」のことであり、言っていたのは「楽曲配信によって音楽業界は様変わりする」という「小言」。
ちょっと前にこのブログでも取り上げた話題なのである。(詳しはリンク先を参照、のこと。)
つまり、実の父親が否定した「昔ながらのマーケティング手法」で、「CD」なんていう、製造や運搬というパッケージのコストが大半の「モノ」を売ろうとしている。

ナニが言いたいのかというと、それだけ恵まれた環境に居るんだから、オヤジ以上に前衛的な取り組みに、チャレンジしてもいいんじゃないか、というコト、既得権に胡坐をかいた楽曲製作なんて、・・・なのである。

それ以上は言うまい。

「NYでの滞在経験は、あまり人生の足しにはならなかったですね。w」
そう言って笑う彼女に、ちょっとイラっとしただけなのである。

ちなみにプロデューサーの立場で「楽曲をいかに売るか」についての発言で言えば、松任谷正隆氏がこの前テレビで言っていた「タイアップにとことん拘る」というのも印象的だった。
もし選挙で政党からタイアップのオファーが来たら、自ら「由実さん」を説得するらしい。
こういう新しいものへの好奇心が、必要なのだと思うのだが。

ディングディングトン、ディングディンディントン♪