botがbotに上手にbotの絵を描いた。
番宣の為に開設した期間限定のアカウントなので、仕方ないことなのかもしれないが、テレ東・大江麻理子のツイッター(http://twitter.com/oe_mariko)更新が停止してしまったのは非常に残念なことである。
しかしながら、1万人のフォロワーが彼女の「つぶやき」に答えるとあっては、それを見るだけでも大変なことであり、そいつを「業務の一部」として今後も永続的に行うというのは、誰が考えたって不可能なことでもある。
そんな日曜の夜に、Mr.サンデーを観ていてふと思った。
ちょっとつぶやいてみると、
滝川クリステルbotという返信があった。
http://twitter.com/tchristel
これは、・・・
「bot(ボット)」、つまりロボットというか、プログラムである。
「プログラム」が、「滝川クリステルっぽいコトバ」、つまり、
忙しい毎日でも、楽しい週末が待っているから笑顔でいられるんですよね。とか、
父親とは、フランス語、母親とは日本語で会話しています。みたいな、いかにも滝クリが言いそうなコトバを、勝手に自動でつぶやいてしまうというものなのである。
これがよく出来ていて、ホンモノよりも滝クリらしいのである。
どれくらいホンモノっぽいかというと、もうこれさえあれば、ホンモノの滝川クリステルなんか要らないぐらいなのである。
しかも驚くなかれ、この「bot」に、なんと160人ものフォロワーが付いているのである。
そうなると、たまにつぶやく
2010/4/8 幻冬舎文庫のイメージキャラクターをつとめさせていただくことになりました。 4/9(金)より全国書店にてビジュアル展開していきます。お楽しみに!といった宣伝も、効果が上がろうというもの。
で、ふと思った。
オレも「bot」作って、そいつがたくさんのフォロワー持ったら、宣伝に使えるんじゃないだろうか、と。
早速調べてみると、
プログラミングができなくても作れるTwitter botの作り方というページ(かなり有名)に、その「簡単なプログラム」が公開されていた。
http://pha22.net/twitterbot/
仕組みは、予め用意しておいた「つぶやき辞書」の中から、順番若しくはランダムに、「つぶやき」を投稿するというもので、プログラム自体も非常にシンプルなものであった。
これなら、いけそう。
そんなワケで、お次は「誰のbotを作るか」である。
「キリン」
首の長いヤツじゃなくて、マンガの「キリン」である。
ポルシェを目の敵にして追い掛け回す、バイクキチガイのハナシ。
その主人公たちが言う印象的なセリフ、たとえば
「キリンは泣かない」とか、
「チャックチャックイエーガー」とかを、つぶやかせたらどうだろうというアイディア。
これは奥さんの、
「キリンて誰も知らなくね?」
の一言で却下となった。
続いて「ピストン西沢」
J波の「グルーブラインZ」でパーソナリティを務める、「ピストン西沢」である。
「ピーチク(http://ptic.jp/)」にも一枚絡んでいるし、ちょくちょく聴いているからネタに尽きないし、
「ウザいもの:ワタシの黒目、ひまわりなのよ見て見て、と言うベッキー」なんてな「つぶやき」は、結構ウケると思われたのだが、これもやっぱり知名度からNGとなった。
じゃあ、本人がやらなそうなトコロで、「小泉純一郎」とかどうだろう。
「構造改革!」とか
「郵政民営化」とか言わせておいたら、ソコソコ人気出るんじゃね?
なのだが、もうコイズミの時代じゃなし。
あとは「電車男」?(古い!)
「青木功」は?(なんだそれ?つか、本人に怒られるべ。)
なんてな試行錯誤の末に搾り出されたアイディアというのが、
全国46000人の、個人タクシー乗務員を代表してつぶやく、「個タクでポン」 (taxi_pon) on Twitter
http://twitter.com/taxi_pon
・・・
いやね、コレは「bot」がどんなもんだか試してみるテスト、なワケだし、「bot」でちょっと検索すると、マニアックなアニメキャラとかいっぱい出てくるし、で、諦めた結果がコレ、なのですよ。
そんなワケで、キャラ設定も決まり、ちょいちょいちょいっと動かしてみた「bot」。
自動実行にはとりあえず、Google App Engineのcronを使ってみた。(「GAE cron」などのワードで検索)
これがウケるかどうかは定かではないが、更新が重荷になったツイッタラーのほうが、この仕組みはハマるんじゃないだろうか。
そんなコトを思った、TwitterBotのハナシである。
今、アナタが話しているその相手、もしかしてbotではありませんか?