観念した
愛車カルディナのエアコンが、ついに逝った。
初年度登録平成7年。
走行20万キロ超。
「よくここまで」
という感が否めないが、今のご時世に「エアコンの付いていない車」はちと辛い。
そんなワケで、とりあえず代替を検討してみたのであるが、・・・
先日のガリバーへの潜入捜査でも分かるとおり、このデフレの時代に「新車販売時の価格」という呪縛から逃れられず、中古車は高止まりしたままである。
また、本命である「ハイブリッド車」は価格が高騰し、わざわざ他人の手垢が付いたものを買う意味合いに欠ける。
だいいち、あれだけ高値で中古車を扱っておいて、さらに「納車手数料」などが上乗せとはどういう神経だろうか。
それだけ見ても、「今は買い時じゃない」ということは明白だったのである。
(ヤホー!のオークションも、今じゃ「自動車」の出品はほとんどが“業者”だからねぇ・・・)
で、修理を試みてみる。
とはいえ、エアコンは「フロンガス」の充填を伴うので、プライベーターには“泣き所”の箇所。
だいいち、「オゾン層への影響が少ない」とはいえ、「バラしてフロン134aを大気開放」なんて、良心の呵責でとてもできない行為。
(つか、通報されるよ、マジで。w)
そんなワケで、修理工場巡りが始まったのであるが、・・・
1軒目、「東京トヨペット」。(ドコの店舗だかはあえて書かない。)
「エアコンの修理は電装屋の仕事」である。
そんなコトは重々承知の上だ。
「カーディーラーだって、どうせ下請けの電装屋に出すだけ」
それも分かっている。
それでも、カーディーラーに出すことの意味合いとは、ズバリ「保証」であって、こういったつながりにより、次回購入時のパイプも形成されることとなる。
(「プリウス」、諦めたワケじゃないからね。w)
しかしソコは「カーディーラー」。
「ソコだけ直して済む問題じゃない」
とか言って、修理を拒否しやがったのである。
(つまりは「新しいの」買えってか。w)
仕方がないので、2軒目。
「その隣りの、電装屋さん」へ。
事務所でゴールデンレトリバーなど飼って、非常に親しみの湧く工場だったが、社内で唯一見積もりを行う社長が生憎不在。
その後、4度出直したが、ことごとく不在。
つまりこのお店は、「隣りのカーディーラーから来る仕事だけでオナカイッパイ」な、「常に社長が不在のお店」だったのである。
3軒目。
その昔お世話になった「板金屋さん」へ。
ココは老夫婦が経営していて、ワタシのようなポンコツ古い車にも良心的なお店。
「自動車板金」なので、整備はもちろん「外注」だが、「付き合いのある工場に頼む」というのでお願いすることにした。
結局こういうトコロにマージンを落とさないと、修理すら頼めない時代になってしまったのである。
出して程なく、見積りが出た。
その修理金額、7万円也。_| ̄|○
3万、出して5万、と思っていたが、こういう時は必ず、思っていた金額の「少し上」を言ってくるものである。
それで、修理箇所は2箇所。
とりあえず、1箇所だけ手を付けてみてもらえないかと頼んでみる。
しかし、「それで直らなかったら申し訳ない」と断られる。
ええい、もう、5万も7万も同じだ!
とヤケになって、修理をお願いした次第なのであるが、・・・
「5万」と「7万」では、2万円も違いますから。(笑)
そんなワケで、代替もままならず観念した今日この頃。
愛車カルディナくんには、もう少し、もう10万キロほどガンバってもらうことにした、今日この頃なのである。
車が直って、オーナーもちょっと元気になった、今日この頃なのである。