賃貸経営が最上の資産運用って言ったヤツ誰だ

dubrock2010-08-03


オパレス21第1四半期の連結決算が、営業損益128億円の赤字となったそうだ。
http://www.sakurafinancialnews.com/news/8848/20100730_18

だからどう、というコトでもないが、「土地を切り売りしてアパート経営」というのは都市部近郊における“金持ち”のド定番であるし、この手法を真似て「“サラリーマンでありながら”都心に投機用マンションを保有」というのも、マスコミに珍重される資産運用の典型である。

「上京して住むところがなく、四畳半一間の姉夫婦宅に居候」

なんてなハナシも珍しくなかった昭和40年代ならいざ知らず、昨今の住環境が供給過剰な状態での“アパート建設ラッシュ”には、もうだいぶ前から疑問を抱いていた。

そんなに建てて、いったい“誰”が住むのか、と。

それでも、“レオパレス”の強みは何と言っても“一括借り上げ”だった。
今まさにアパートを建てようとテンションの上がりきった“元百姓”に、アパート経営のリスクについて説いたところで、

「一括借り上げを知らないのか?」

とついさっき聞きかじった話を聞かされるだけ、なのであった。

“たまたま”、近くに社員寮を求めている企業が居て、建てれば即、そのまま一棟ごと借りてくれるという。

だから、このハナシには何のリスクもないんだよ。

コレが軌道に乗れば、もうサラリーマン勤めなんてバカらしくて・・・

なんてなハナシを聞かされたものだったが、あれから10年。
今頃あのアパートはどうなっているのであろうか。

そもそも、アパート経営に何のポリシーもないところから、「“たまたま”休耕田を持っていた」という理由だけで、企画から設計、施工、入居者募集に管理まで“人任せ”で、それで20年も30年も利益が出る“ワケがない”のである。

そんなワケで、経営環境の急変を理由に、一方的に契約解除を通知された築10年のアパートのその後についてワクワクしながら思いを巡らせる今日この頃。
大東建託に騙された」」と言う前に、“自業自得”について考えて欲しい、今日この頃なのである。

最後に、“レオパレス”で有名なコピペを貼っておくことにする。

レオパレス伝説

・エアコンが勝手に切れる
・チャイムならされたと思って玄関を開けたら、四軒隣の部屋だった
・チャイムが聞こえ今度こそはと思ったけど、やっぱり隣の部屋だった
・チャイムを鳴らしたら住人全員が出てきた
ティッシュを取る音が聞こえてくるのは当たり前、携帯のポチポチが聞こえることも
・爪切りの音も聞こえる
・納豆をかき混ぜる音も
・壁ドンしたら壁に穴が開いた
・というか、穴が開いたあとも開くまえと聞こえてくる音は変わらなかった
・壁に画鋲をさしたら隣の部屋から悲鳴が聞こえた
・隣二部屋を借り、「これで防音ばっちりだ」と思ったが
 さらにその向こうの部屋の音が聞こえてきた
・右の隣の部屋の住人が屁をこいたら、左の部屋の住人が壁ドンしてきた
・すかしっ屁の音が聞こえる、というか臭いもする
・だけど家賃6万
・業績悪化でさらに壁が薄くなる
・将来的には壁がなくなる可能性も

設計を共有化し、極度に建築コストを抑えた“レオパレス”。
“住みごたえ”がある分、築年数が経てば大東建託のほうが“いくらか”有利、か。
償却残の少ない“レオパレス”が有利、か。

いずれにしろ両者は、“建てる”ことに興味のある会社であって、“貸す”ほうはそれほどでもないというそういうハナシである。