テクノロジービジネスフォーラム2010“クラウドという選択”
クラウド?
知ってるよ。
アレだろ、なんかファイルとかサーバー上で共有し合うんだろ?
ナンダカヨクワカンナイケド。
そんなワケで、東京ミッドタウンへやってきた。
今日はコチラで、日本技芸プレゼンツ
「テクノロジービジネスフォーラム2010」
http://tbf.gigei.jp/
である。
企業における情報システム戦略のあり方が大きく変わる中、クラウド・コンピューティング(以下、クラウド)への注目は日毎に高まっています。進んで“ビジネスフォーラム”に参加するほど、勉強熱心なワケでもないんだけど、・・・
そうした中、クラウドに対する判断基準も「データセンターにおける仮想化技術」といったエンジニア視点から「持たざる経営を実現する次世代ITインフラ」等のCIO/CTO視点へと変化しつつあります。そこで今回、実際の利用/検討者である企業の情報部門の方々、およびクラウドを活用して企業向けのソリューションを構築するSIerの方々を対象に、現時点で企業が選択しうるクラウド全般の技術、サービスについて実践的な理解を深めていただくことを目的に、本フォーラムを開催することとなりました。
本フォーラムが、皆様の今後のビジネスの一助となれば幸いです。
今回参加を決めたのは、その内容である。
申し込んだ「サービストラック」では、“マイクロソフト”、“グーグル”、“IBM”と、日本のIT業界を代表するようなビック3が立て続けに講演を行うのみならず、3人並んでトークセッションまでしちゃうというのであるから、
「試しに覗いてみても損はないでしょう。」
というそういう判断に至った次第なのでありました。
炎天下、大汗を掻きながら会場入り。
ノーマークだった総務省情報通信政策課長、谷脇氏の基調講演からフォーラムはスタート。
「ブロードバンドインフラは世界トップクラスなのに、その利用度において大きく出遅れ、結果“世界21位”と低迷している日本のICTソリューション分野を、政府主導の“スマート・クラウド”でもって挽回しよう」という施策が発表されたのであるが、・・・
う〜んと、略語ばっかでナニ言ってるかワカンネ。∩(・∀・)∩
っていうかさ、こんなに早口で捲し立てて、このオッサン、自分がナニ言ってるか分かってるんだろうか・・・
トナリノオッサンハイッショウケンメイメモトッテイルケド・・・
いやね、フォーラム冒頭での“基調講演”、とっても大事だと思うんですよ。
日本が置かれた立場を理解し、“国”としてどういった方向に“クラウド”を活用したいと考えているのか、って。
でもねぇ、谷脇氏、悪いが講演者には不適任だ。
いや、アタマは良いと思うよ。
お役所の課長さんだし、言ってるコトも任されてる仕事も。
でもね、ココで問題視したいのは、“テンホーさんの事業仕分け”でも浮き彫りになった、“お役人のプレゼン能力の低さ”。
部下が作ったと思われるパワポの資料は、素人目に見てもセンスが悪く、また推敲されていないテキストの羅列は読み下すのにも苦労する。
それを、自分の頭の中だけで理解した“課長殿”が飛ばし読みしながら説明する。
プレゼンとしては“サイアク”ですね。
もし、このアトの“ビック3”による講演が主目的でなかったら、この時点で間違いなく帰っちゃう。
そんな、“基調講演”なのでありました。
汗だくのシャツばかり気になった嵐の30分が過ぎ、次からは本題、マイクロソフトの西脇さんによる講演である。
“風貌”というよりは、“声”と“語り口”が「アリtoキリギリスの石井」
を思わせる西脇氏の講演。
これが秀逸だった。
「テクニカルソリューションエバンジェリスト」の西脇氏。
「それが“仕事”だろ?w」
(毎日こればっかやってんだよ(´д`)ママン…)
そう言われてしまえばそれまでだが、(いろいろ批判はあるにせよ)広く普及した“マイクロソフト・オフィス”を使っての“スムーズな移行・連携を可能にするマイクロソフトのクラウドソリューション”、これだけでもクソ暑い中来た甲斐があるというものなのでありました。
(Ustかけてたみたいだけど、どっかに動画ないのかな?)
そんな、テンションの上がった状態のトコロにグーグルの藤井氏登場。
こんどはどんなモノを見せてくれるのか!?
という期待感の会場で・・・
ナニ?
ネットワークトラブル?
パソコン、ネットに繋がらないの?
ポポポポポ( ゜д゜)゜д゜)゜д゜)゜д゜)゜д゜)ポカーン…
そんなワケで、“グーグルの先端テクノロジーを自慢披露する場”は、ただの“バックアップしておいたスライドショーの映写会”に。
自慢の“インドネシアのサーバー”に繋がらないと、“クラウド”はこうも無様に、
って、あんまり書いちゃうと藤井氏に悪いんだけど、やっぱ“まだまだ”の技術なんだと思いますよ、“クラウド”って。
そんなワケで、
「メールは保存しない。検索する。」
というコピーだけが印象的だった、グーグルの藤井氏なのでありました。
続いてはIBMの森氏なんだけど、・・・
正直、疲れてきた。_| ̄|○
ともかく、唯一の飛び道具である「Lotus Knows.」の商品説明に終始する森氏。
聞きなれたプレゼンテーションを聞き流したら、お待ちかねの“トークセッション”なのでございました。
そんなワケで、マニアックなオタクトークで盛り上がった“トークセッション”。
たまにはこういうのも良いと思った、「テクノロジービジネスフォーラム2010」なのでありました。
「池上彰の解説入り谷脇課長講演」と、グーグラー藤井氏のリベンジを強く求める、今日この頃なのでありました。
ちなみに戦利品は、
Google特製「G-Mailキーボードショートカットシール」。
これを使えば、G-Mailの操作性が格段に向上!」
と藤井氏は力説していたが、前にお見掛けした高広伯彦(タカヒロノリヒコ)氏といい、藤井氏といい、
グーグラーはどうしてこうも、自社製品を信仰できるのか
驚かされた一日となったのでありました。
(いや、たぶん、ヘビーユーザーになればなるほど良さが分かるのが、“グーグル”なんだろうな。オレにはあんまりピンと来ないけど。)
この辺、自社のプレゼンに“あいほん”や“いぱd”を使ってしまう“MSの西脇氏”と好対照、なのでありました。