もし宝くじで3億円当たったら?

dubrock2010-09-10


ういうお題を、募っているサイトがある。
面白いテーマなので、ちょっと乗っかって考察してみようと思う。

サラリーマンの生涯獲得賃金は、2億円だという。
とすると、「宝くじで3億円当たる」というのは、ある意味で人生の目的を遂げてしまった、というコトにもなる。

なら会社、なんかとっとと辞めて、・・・

なのだが、まあ待て。
あまりに早い隠居暮らしは、必ずしも本人のためになるとは思えない。
これは、53歳で自衛隊を退官するも、唯一の趣味であるゴルフを“椎間板ヘルニア”で奪われ、以後の20年を、日がな一日スパイダソリティアに明け暮れて過ごしたウチのオヤジを見ていて思ったことである。

こんなの、オレが夢に描いた引退生活じゃない!

そう言ったところで、「社会から必要とされていない脱力感」というものは、想像を絶するものがあり、・・・

それを踏まえた上で、もし宝くじで3億円当たった場合の対処法について考えてみよう。

私の年齢が37歳であるから、オヤジと同じ72歳まで生きていたとして35年。
3億円を均等に使った場合、(利息を考慮しなくとも)年850万

一説によれば、年収に“喜び”を感じられるのは650万円までとも言われる。
それを超えると、年収が増えたことによる“喜び”は感じられなくなるのだそうだ。

だから、当たった3億円を、35年かけて消費する。

そんな、夢のない使い方では、死ぬまでは“幸せ”を実感できないようなのだ。

で、どうするか。

まず、3億円を3分割しよう。

最初の1億円は、・・・

とりあえず“家”か。
戸建でもマンションでも何でもいい。
木造家屋の耐久年数が50年、鉄筋コンクリートで35年というから、新築であれば死ぬまでの雨露をしのぐことはできることになる。
つって、水道光熱費や維持費、マンションであれば“管理費”なんてのもあるから、物件の予算は“それなり”のものが良さそうだし、“六本木ヒルズ”みたいなパワースポットではクスリでもキメていないとコチラの身が持たない。
(それに安いスーパーとないと不便だし、・・・)
かといってどんなに安くても“田舎暮らし”なんて真っ平御免!

となると、結局、今住んでいるあたりがベストなんじゃないだろうか。

次の1億は、・・・

“株”が買いたい。
心の底からそう思う。
今ナニがしたいって、カネさえあれば“株”が買いたいのである。
1億あれば、他人のカネを借りて利ざやを出す必要もなかろう。
もちろん現物取引である。
買いっぱなしである。
配当目当てである。

銘柄については熟慮に熟慮を重ねる必要があるだろうが、おそらくその過程こそ一番の醍醐味なんじゃないだろうか。
そんなワケでその楽しみは“その時”に取っておくとして、とりあえず“ブリヂストン”でも買ってみるとしようか。
あの資産家宰相の保有株である。

最近の価格で1株1500円。
1億買うとすると66000株。
配当が年100万円ほどになる。

夢の配当生活”とはいかないが、こういうものに手を出せる“余裕”こそ“夢”であって、「じゃあ何の銘柄ならもっと配当を得られるか?」なんて、考えるだけでも楽しいじゃないか
だからイイのである。

あとの1億は、・・・

パァ〜っと使う?
それとも、納税資金?

な〜んかつまらねぇなぁ・・・

そんなワケで、3億当たっても当たらなくても大差なさそうな今日この頃。
当たったらどうしようと考えているくらいがちょうど良さそうな、今日この頃なのでありました。