ハムのさいとう

dubrock2010-11-03


近所の肉屋みたいなタイトルになってしまったが、4年前に“ハンカチ王子”として甲子園を湧かせた早稲田の斎藤佑樹のハナシである。
4年前に彼が大学進学を選んだ時には、なかなか思慮深いコゾーだなと思ったものだったが、結局プロになるのであれば、この4年間は何の意味もないものとなってしまった。
っていうか、ええトコのオボッチャマ特有の、“ただ4年間遊びたかっただけ”という理解でいいんじゃないだろうか。

甲子園で優勝、数々のドラフトの誘いを蹴って大学にエスカレーターを選んだ斉藤。
一方田中は、甲子園で優勝できず、あろうことか当時最弱の“楽天”に指名され入団。

思わず「人生とは」と考えてしまうくらい、明暗のついた二人ではあったが、“あの野村”の下で、“ホンモノのプロ野球選手”に成長した田中。
一方斉藤は、六大学野球でソコソコの成績を残したみたいだが、明らかに劣化した“ただの22歳”
これで、ソコソコの一流企業にでも入社して、

「今後はアマ野球でプレーしますから」
ぐらい言えば、そら憎たらしいけどたいしたもの。
それが「あっさりドラフトから日ハム入団」って、笑えない冗談みたいなハナシ。
これで“早大卒”は、プロ引退後の“第2の人生”で有利に働くなんて言いやがった日には、である。
つか、そんな保険ばっかり掛けた“ヘッジファンドヘッジファンド”みたいな若者、ちっとも良いとは思えないのである。

“王子”といえば、二匹目の泥鰌の“ゴルフのほうの王子”は、すっかりメッキが剥がれてしまったみたいだ。
出てきた時からいけ好かないガキだったが、ジャンボ尾崎の頃からスター選手の輩出にばかり躍起になってきたプロゴルフ協会も、そろそろ限界ということだ。
客寄せパンダが居ればイイというハナシではないのである。
(ま、上野動物園はまたパンダで行くみたいだが。)

最初からメッキすら掛けられなかったのが、処女作でいきなり「第5回ポプラ社小説大賞」を受賞した“水嶋ヒロ”だろう。
しかも賞金の2000万円は辞退」と聞けば、その茶番は容易に想像が付く。

なんでも「第1回大賞作品」がブタコケ、以後“大賞該当なし”が続き、「ついに来年からは賞金が200万円に」というから、お互いに話題の欲しかった両者の利害が一致したワケなのだが、・・・

“大賞を2000万円で買い取った”という見方もできるワケで、それなら所得税贈与税のダブル課税は不可能なんだろうか。
茶番で世間を騒がせたペナルティとして、国税当局には是非とも検討して頂きたい案件である。

今頃“大賞受賞作品”を発注されたゴーストライター諸氏が、必死に原稿を書いている由。
せめて映画にでも出来るぐらいの仕上がりを、期待したいものである。

そんなワケで、中日とロッテが“日本シリーズ”を戦う今日この頃。
そりゃあ野球人気も無くなるというそういうハナシなのである。

とりあえず、オレは田中を応援したい。