所信

dubrock2011-01-19

「毎年お正月にはぁ、今年一年で5kg痩せるって目標を立てるんですぅ」
と言う彼女が居た。

何年前からの「毎年」かは知らないが、それでもとうに30を過ぎた彼女は今ごろ捕らえられた「グレイ」みたいになっていなければならないハズ。
現実はなかなか厳しいようである。

去年は年頭に、

墓を買いたい

というのと、

車を買いたい

というのを掲げた。

どちらも「カネ」さえ出せば叶えられるものであって、前述の彼女のような「節制」は必要としない。
だから、というワケではないが、それらは昨年中に達成されてしまった。
(夢想していたものとは幾分かの違いがあった、が、・・・。)

ともかく、
「これをやりたい」
というのは、公言することが全くの無意味ではないような気がするのである。

しかるに今年の所信であるが、・・・

これが可笑しいぐらいに浮かんで来ない。
欲望の塊を自負するワタクシとしては、それは非常に由々しきことでもある。

がしかし、・・・

何しようか。

で、である。
思い付いたのが「財務体質の強化」。
これまで持てる資産を全て流動化させ、さらに流動資産を目一杯リスクに曝して運用してきた。
この方針を改め、「少しは」リスクに備えるようにしようというのを、今年の目標にしたいのである。

とはいえ、世間はこの不景気。
大手企業ですら、それ(財務体質の強化)を目標に掲げておきながら、なかなか達成できていないというのが現実。
個人レベルでそれをしようというのは、なかなかに難しいであろうことは、容易に想像ができるのである。

ならば、無理か。
やめるか。

いやいや。

なんにもなくして、ただ漫然と一年を過ごすのが良くないのであって、たとえ実現が難しかったとしても、目標を掲げることに意味がある。
だから、いいのである。

今年の目標、「財務体質の強化」。

どれくらい強化するかというと、「働かなくても、当座は生きて行ける」くらいに。

そんなワケで、蓄財に走った途端に不意の出費に追われる昨今。
生きていくのは、なんてカネのかかることだと実感した、今日この頃なのでありました。